なんでだろう?なんだか逢ってみたくなった。
さとみも逢うことに拒否ははなかった。
待ち合わせ場所に車でいってさとみを乗せた。
「ストパーかけてきたんだー」
車の中がパーマ液のにおいが充満したのを覚えている。
それがさとみとの始まりだった。
そのまま話をしながら当てもなくドライブ。
「どこいこうかー?」
「お散歩がいいな。夜のお散歩」
あんまり大きな公園に行っても寂しいだけなので、市街地の遊歩道がある公園にいった。
街頭はついているが歩いている人はまばらだった。
さとみと一緒に手を繋いで散歩。
チャットではできなかった話を色々した。
さとみの昔話をしていると
話は前の高校教師の話へ・・・
(このお話だよ)
今までの楽しく話していた雰囲気を壊さないように、
さとみは笑って話していた。
そのまま歩きながら高台に上った。
市街地の明かりがぼんやりと輝いていた。
「だまされちゃったんだよね・・・・」
気丈にはなしていたさとみの笑顔が一瞬消えた。
無意識に繋いでいた手を離して
さとみの肩を抱いた。
「その代わりこんないい女に成長したじゃん。」
夜景を眺めながら、沈黙が続いた後
無言のまま抱き合ってキスをした。
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